ほぼ下書き日記

詩や日記…日々の記録です。いつか下書きから本番へなるための軌跡。

上手くいくよう、変えることの大切さ


今日、(みぞれが降りしきる中)、歯医者にいってきた。
治療で麻酔をうつことになったのだけど、
そこで担当の先生は言った。


「痛かったら、言ってくださいね」


よく聞くフレーズだ。
痛かったら手をあげてくださいね、の意味でもあると思う。
わたしは今まで、痛くても手をあげたことはあまりない。
なぜなら、小さい時言った歯医者で、痛くて手をあげたのに無視されてそのまま治療されたという事があるからだった。
先生はえらい鬼畜だったな。
その結果、
どうせ上げても無視されるし…それなら我慢しよう。
という、思考がつくられてしまった。
歯が痛くて歯医者に行くのに
わざわざ自分を痛めていたのだった。


(歯を削られているときって、
麻酔で実際の痛みは感じないけれど
自分の体は危機を感じているのか
背筋がぞわぞわする。
視界には先生と助手の方と、
診療台に置かれたテレビから流れる
再放送のドラマだった。(美女か野獣っていう、報道スタッフの話だった、おもしろかった)


治療中、案の定、じわりじわりと
歯の痛みを感じた。
いつもはグッと我慢をしていたのだけど
今回はすぐさま手を上げて治療を中断してもらった。
その時、先生はちゃんと止めてくれて、
別の場所から治療したり、
麻酔を増やして、丁寧に治療してくれた。
3回くらい麻酔を追加でうったかな。

それだけ止めたのに
その都度どうすればいいか考えて
丁寧にゆっくり治療してくれた先生、ありがとうございます。
色んな意味で。
あの時のトラウマ!も克服できましたし
何より歯が良くなりました。


そこで、わたしは、思いました。

もし、麻酔をしていて痛いのにそのまま治療していたら、
トラウマになっていただろう。
だけど痛かった、その事実を受け止めて、治療を中断し、別の方法を試した結果、
わたしは安心して治療が受けられた。


何かが上手くいかなかったら
手法を変えると上手くいくのだな、ということ。

あと、
思い込みの力はとてつもないということ。

例えば、わたしの場合は歯医者にいって
治療するということで体験できた。
些細なことだけど、気付くことができてラッキーでした!