どっちも2
長所と短所の関係性を知って、全てを良い方向に持っていこうとした。
だからそんな自分を好きになった。
でもそれは、つもりだった。
そんなこともできない自分と
こんなこともできる自分の中で葛藤が生まれた。
繰り返す摩擦のような、雲泥のような差の自分に振り回される日々。
どっちが正しいのかよく分からなかった。
そのうち、つかれてしまった。
全てがめんどうになって投げ出した。
積み上げてきたものを捨てて、0になるまで落ちて、
そこから見えたものがある。
無理なんてしなくていいということ。
無理に明るくしなくていい。暗くならなくていいんだ。
誰かの目線におびえなくていい。
義務なんてない。
自然体でいればいいんだ。
そうしたらスッと心が軽くなった。
どんな時も自分なんだ。なにかを否定することなんてもう、しなくていい。
全て受け止めて見つめていこう。